FF14漆黒のヴィランズ、ついにクエスト「漆黒のヴィランズ」を終えました。
というわけで漆黒のヴィランズについての感想を書きました。一区切りついたからね。
(今までFF14の感想は1ミリたりとも書いてなかったんですけどね、たまにはね。)
あと見出しでネタバレしないように極力わかりにくい見出しにしてるから、聞いて、感じて、考えてください。よしなに。
ネタバレ感想だけどちょっとぼかしてる
「光」と「闇」の概念が最高なんだが?
世の中には色んなファンタジーが溢れている。
そのファンタジーの中には「"闇"に覆われた世界を救う物語」がたくさんある。いや正確な数は知らんけど。
だけど反対に「"光"に覆われた世界を救う物語」は見たことがない。探せばあるんだろうけど、少なくとも私は見たことがない。
漆黒のヴィランズは「光に覆われた世界を救う物語」だった。
いやこれ天才の発想では???
だって第一世界って………あんなにも美しい光が、真昼のオーロラのように輝いている世界なんですよ………
神秘的な美しさなのに、それが"絶望の象徴"なんですよ………すごくないですか………?
光と闇はバランスを一定に保たなければならず、どちらかに偏ってしまってはいけない。
数あるフィクションにおいて、どうしても「光=正義」とか「闇=悪」という図式になりがちだと思うんだけど、FF14ではその図式をいったん取っ払ってきた。
マ、マ、マジでスクエニすげぇ~~!!!
FF3も同じ概念を持つらしいんだけど、マジですげぇ~~………
とはいえFF14の世界においても、「闇=悪」の図式を思い浮かべる人々がいるらしい。エメトセルクが言ってました。(取っ払いきれてなかったね。)
………なんだけど、それについてエメトセルクは「闇の力を得たアシエンたちの所業が、他の人々にとっては悪いものに見えた。だから闇=悪だと捉える人間もいる」って解説してたんだよね。
ス、ス、スクエニすげぇぇぇぇ~~~!!!
プレイヤーが一般的に思い浮かべる「闇=悪」という図式を、FF14の世界にもきちんと理由を落とし込んできた。これが日本でも有数のゲーム会社の実力ですよ(誰目線?)
妖精語で「祝福」なんだ………
ミンフィリアと呼ばれていた少女に、サンクレッドが名前をつけるシーン。
妖精語で「祝福」を意味する「リーン」という言葉を、少女の名前とした。
いやもうさぁ~~~~ミンフィリアとして生きることを促され、ユールモアに囚われてきた子供に「祝福」って名付けるなんて………マジでリーンの幸せを願っているじゃん、ちゃんと名前をつけることで、これからは誰のものでもなく君の人生を歩めよって思ってんじゃん、サンクレッドはパパ………(さすがに拡大解釈なんだよなぁ)
まあ単純に、子供に「祝福」って名付けるのは愛情ゆえなんだろうけどね。ミンフィリアとかユールモア云々は置いといて。
私が思う、「ここがサンクレッドの良いな!!!」ポイントなんですけど。
サンクレッドはミンフィリアのことを「妹」と思っていて、リーンのことを「娘」だと思っているところです。
赤の他人をそういう風にカテゴライズするサンクレッドは、本当にミンフィリアもリーンも大切なんだなって………守りたいんだなって………
ってかリーン強すぎない?子供であの強さ?
って思ったけど、遥か太古のFFはゾンビと戦う5歳児の双子がいたので、リーンなんて全然普通だったわ。
家族も友人も恋人もいた彼
エメトセルクが「家族も友人も恋人もいた」って言ってたんですけど………恋人ってこの先ゲームに出てくると思いますか先輩光の戦士!?!?!?
ゲームプレイ中に「もし光の戦士がエメトセルクの恋人だったらどうしよう………」って怯えたんですけど、ただの友人だったみたいで良かったです。
ああ良かったただの友人で。なぜなら私にはオルシュファンがいるので。
アシエン………特にエメトセルクって「いなくなってしまった人たちに会いたい」という気持ちが強かったんだろうなと思い、思い、俺は………泣いた………
たとえばこれ、私自身がエメトセルクの立場だったら、エメトセルクと同じことをしてしまうかもしれないなと思った。
というか光の戦士たちだって、やってることはアシエンたちと同じなんだよね。
光の戦士たちだって「古代人たちに犠牲になってもらってる」わけだから。
アルフィノも言ってたけど、光の戦士もアシエンも同じなんだよね………だからこそ選べないし、戦うしかなかったんだけど。
エメトセルクも古代人たちも、ちゃんと生きていた。歴史に名前がなくともちゃんと生きていた。
彼らが生きていたことを、光の戦士は忘れちゃいけないんだな。
彼らの命があってこそ光の戦士たちが生きているということを、忘れちゃいけない。
ギャラの分だけモノローグで語れ!
見出しにアルバートの名前を書くとネタバレになるかなと思ったので、必死にネタバレをぼかした結果の見出しが「ギャラのぶんだけモノローグで語れ!」です。
このあたりの私の苦悩を感じ取ってほしい。聞いて、感じて、考えて。
もちろんだけど、モノローグ以外でも大活躍だったアルバート。裏主人公だったよね。
光の戦士にだけ見える、死んだはずのアルバート………片割れだもんね………
ペンダント居住館でたった2人で何度も話をして、最初は不思議な気分だった。
暁の誰にも、水晶公にも知られぬうちに、どんどんアルバートと打ち解けていった。
次第にアルバートも大事な仲間になった。
だから魂ごともらってしまったときは泣いたし、光の戦士の口からアルバートの声がしたときは何とも言い難かった。
全部の光を持っていってくれたあの斧のことはきっと忘れない。
あ~~そうくるんだ最後の討滅戦
稀なるつわものの皆さんーーーーー!!!!!
あの演出めちゃくちゃ良いね!!!!!!!
「FF14でクルルに出会った」みたいな感じだった。
つーかリミットブレイク消えないでよ!!!最後はリミットブレイク撃たせていただきましたが!!!!!!!
水晶公………
何十年も待ってくれてたのに、水晶公自身は正体を明かすつもりがなかっただなんて………
正体を隠したまま悪人のふりをして消えようとしただなんて………そんな悲しいことあるかよ………
フードを被って光の戦士と話してるとき、どんな気持ちだったんだよ………本当はフードを脱いで、顔を見せて話をしたかったんじゃないのかよ………
まあ最終的に水晶公も無事に助けだしたからいいんですけどね~~~!!!!
フードを脱いだ水晶公と話ができてよかった。
だって水晶公が言ってたじゃん………「会って話がしたい」って。
水晶公の願いが叶ってよかった。
ところで水晶公のジョブってオールラウンダーなわけだけど、なぜオールラウンダーなんだろうか。
メタ的なことを言えば、あそこで水晶公のジョブがオールラウンダーならパーティ編成が楽だからなんだけどね!?
スクエニ側も新キャラを作る必要がないし、プレイヤーも新しいロールを始めなくても済むし。
ストーリー的な観点からすると考えるとね。
水晶公は「何か英雄の力になりたくて、タンクもヒーラーもDPSもできるようになったのかな」と思ってしまう。
英雄を救うために、英雄が集めた罪喰いの光ごと消え去ろうとした水晶公なら………英雄のためにタンクもヒーラーもDPSもするよね………するよね………?!
さいごに
漆黒のヴィランズ、まだ全部クリアしたわけじゃないけど、本当にいい作品です。
それぞれに譲れない正義があって、だからこそ対立しあうし戦いもするから、つらいんですよね。主人公側にも敵側にも感情移入ができてしまう。
正直なところ、主人公側が正しいとも間違ってるとも言い切れないし、それは敵側も同じだった。
だからエメトセルクが死んだとき、ちょっと悲しかった。彼もただ、会いたい人がいただけだったから。
ただ、どんな結果になってもつらいけど、大切な仲間たちと共に歩む未来はとても美しいものだと実感できた作品でした。
まだ漆黒のヴィランズは続くので、ゆっくり続けていきたいと思います。

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(FF14を始めるときは、PS4版なのかWin版なのかとか自分でちゃんと確認してね~~)
というか水晶公とアリゼーの2人が光の戦士を巡ってバトルしそうなのウケるな。