睡眠不足がつらくて何度でも二度寝をしたい、膝野まえです。
私は双極性障害という精神疾患(つまりは精神病)を患っている。
双極性障害をかなり簡略化して説明すると『気分がすごくハイになるときと、逆にうつ病のようになってしまう病気』だ。
気分がハイなときは、めちゃめちゃ元気で何でもできる。たとえ誰かに迷惑をかけてしまっても。
そしてうつ病のような状態のときは、ご飯が食べられなくなったり、酷いときには死にたくなる。
感情の波が激しすぎて、うまく生活できない。そんな病気だ。
そのためどうしても病気中心で生活を考えないといけない。
考えるつもりがなくても、考えざるをえないときだってある。
だからなのか友人との会話でも、ときおり病気が関わってしまうことがある。
友人との会話にて
ある日、友人と結婚の話題になった。
私が「結婚する気がない」というと、「なんで?」と尋ねられた。
なので「病気のこともあるし、結婚しない方が楽だから」と答えた。
すると友人に「病気をわかってくれる人と結婚すればいいんじゃない?」と言われた。
正直、どう説明すればいいか迷った。
なかなか怒りがおさまらない
なにせ、私は一度怒るとずっと怒ってる。
感情の起伏が激しいという病気の特性もあってか、なかなか怒りがおさまらない。(もちろん同病の人がみんな怒りっぽいということではない)
酷いときは家族相手に1時間くらい怒鳴るし、物にも八つ当たりする。
もちろん、やってはいけないことだという認識は持っている。
だからこんな状態で仮に誰かと暮らしたら、相手が物凄く大変だと思う。
自分だって誰かを傷つけたくない
さすがに私の『怒り』だって永遠に続くものじゃない。一時的で一過性なものだ。
けど一瞬の『怒り』で、相手に傷を負わせたら嫌だ。
本当に自分にも相手にもメリットがない。だから結婚したくない。
そもそも誰かと暮らすこと自体が嫌なので、本当に結婚に向いてないと思う。
正直に話せば良かった
話を戻そう。
私はひたすら、友人に「誰かと暮らすのも気が進まないし、病気は色々大変だから結婚したくない」と言った。
そのたびに友人から「でもわかってくれる人もいるんじゃないの?」と返された。暖簾に腕押しのような状況になった。
「私は怒りっぽくて、家族にも物にも八つ当たりするから、誰かと結婚したくないんだよね。結婚する相手にも悪いし、自分だって相手を傷つけたくないから」
私がそう言えれば、友人だって納得したかもしれない。
でもこれを伝えてしまうと、友人が私のことを怖がってしまうような気がして、結局言えなかった。
今にして思えば、言っておけば良かった。
これを言うだけで、意味のない会話が終わるなら、言えば良かった。
今のところ結婚する必要性はない
しかし世の中には色んな人がいる。
だから私が怒りをぶつけても気にしない人が、1人くらいはいるかもしれない。
けどわざわざ探すのも面倒くさいし、何より自分には自分の趣味があるので、結婚する必要性はないかなーと思う。
とはいえ何があるかわからんから笑、もしかしたらしれっと結婚するかもしれんけど。
「病気をわかってくれる人と結婚すればいいんじゃない?」は難しい
なんでもかんでも病気のせいにしていい、わけじゃないし、今回のこれはまぁ~~~~~~~さすがに病気のせいにしすぎかもしれない。
わりと個人の性格だろうな、って気持ちもある。
だけど自分がどんなに病気のことを気にしていなくても、周りが気にしたりするから、そんなに簡単じゃないよなって思う。
「病気をわかってくれる人と結婚すればいいんじゃない?」って、そんな簡単に言わなくてもな、と思った。
だから、そんな簡単に言われてしまっても、別にいいやと思える気持ちを持ちたいね。
自分の人生を決めるのは自分だから、他人の言葉にむやみやたらに左右されないようにしたい。