膝のまえのホニャララ

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映画「名探偵ピカチュウ」は『親子』を描いた物語だった

映画「名探偵ピカチュウ」は『親子』を描いた物語だった

小学生の頃に始まったポケモンが、自分が大人になってもまだ続いているとは…

ゲームも好きでした、膝野まえ(@hizano_mae)です。

映画「名探偵ピカチュウ」を見てきたので、ちょいとした感想をば。

あとまぁゴリゴリにネタバレするから、まだ映画を観てない人は読まない方がいいかと。(映画を観た人はゴリゴリに読んでね)

映画「名探偵ピカチュウ」のあらすじ

映画「名探偵ピカチュウ」のあらすじをザッッックリと復習しましょう。

 

【あらすじ】

保険会社に勤める青年ティム。

彼は、父であるハリーが事故で亡くなったとの訃報を受け、何年も別居していた父の家に出向く。

父の家にいたのは、人間の言葉を話すピカチュウ。(しかもハリーの事故に居合わせたらしい)

そのピカチュウは事故のショックで記憶を失っているものの、ハリーの相棒をしていたという。

ピカチュウは言った。「ハリーは生きている!」

 

え、ハリーは生きてるの!? じゃあなんで今ここにいないの!?

 

怪しい事件のニオイもするということで、ティムとピカチュウはハリーの行方を追うことにした。

 

 

………ザッと書きましたが、あらすじはこんな感じでしたね。

伝わる? 伝わってください。

 

 

「名探偵ピカチュウ」は『親子』を描いた物語

あらすじからも『父と子』が出てくるわけですが、この物語は『親子』を描いてるんだなって思いました。

物語の舞台となるライムシティを築き上げた、社長親子もそうですけど。(社長親子の名前、忘れたゴメン)

 

『親子』であるがゆえに生まれる絆もある

物語の序盤では、主人公のティムは父と疎遠になっていることがわかる。

そのうえティムは自分の父について、つっけんどんな態度をとっている。

 

かといってティムが父のことを無視している、といったことはない。

 

訃報を聞いたティムが、亡くなった父の家に出向くのだって。

ピカチュウと一緒に父を探しに行くのだって。

それはティムにとって『父』が大事な存在だからなんじゃないか。

 

ティムの父であるハリーにとって、ティムが大事な存在であることは言わずもがな。

ハリーの家には、ハリーがティムに送ろうとしていた手紙が残っている。

それにいつティムが来てもいいように、わざわざティムの部屋まで勝手に用意してるわけで。

すれ違ってはいるけれど、ティムとハリーの間には『親子』の絆が存在している。

 

 

しかし『親子』だからといって絆が生まれるわけではない

一方で、この物語には『親子』としての絆が構築されてない親子がいる。

物語の舞台となるライムシティとか、すんごい大きい会社とかを作り上げた、あの社長親子だ。

(名前が思い出せないので、父の方を『黒幕社長』、息子の方を『みきしん社長』*1と呼ぶ)

 

一見すれば、共に事業に取り組んでいる親子なので、少なくとも仲が悪そうには思えない。

一緒にテレビに出たりして笑顔で語り合って、「仲が良いから親も息子に跡を継がせたのかな」と思わせる。

けれどテレビ出演が終われば、みきしん社長は黒幕社長に対して怒りをあらわにする。この時点で不穏…

 

反対に黒幕社長も、みきしん社長についてよく思っていないことがわかる。

さらにいえば黒幕社長の方は、息子のことを『息子』として見てなさそう。(息子のことをグルグルにしてロッカーに閉じ込めるのはヤバイでしょ)

 

つまりこの社長親子は、互いにビジネス的なお付き合いはできてる。

だが親子的なお付き合いに関しては、全くできていない

(終盤で黒幕社長が警察に連行されるときのみきしん社長、『父』の逮捕について何も思ってなさそうなんだよね。スゴいあっさりしてたし。)

 

 

絆とは『個』で生まれる

ピカチュウと出会った当初のティムは、いくらピカチュウから「俺のパートナーになれ!」と勧誘されても、断り続けていたじゃないですか。

しかしピカチュウと行動を共にしていくにつれ、ティムにとってピカチュウは大事な存在になっていく。

研究所から脱出してボロボロになったピカチュウを助けたくて、たまたま側にいたフシギダネに「助けてほしい」と懇願するくらいに。

 

また、記憶がないとはいえピカチュウに騙されていたこと(のちにこれは誤解だと判明するけど)が発覚しても、それでもティムはピカチュウと一緒にいようとした。

ピカチュウは「また裏切ってしまうから」と言って、ティムから離れようとした。

ティムとピカチュウの間には、確実に『絆』が生まれてるんですよね。

 

こうして生まれた『絆』があったからこそ、黒幕社長を倒せたわけです。

 

映画を観たそこのあなた。ミュウツー(中身は黒幕社長)vsピカチュウのときのピカチュウのセリフ、覚えてる?

ピカチュウはミュウツーにやられそうなのに「(ティムに攻撃させないよう)注意を逸らせればよかった」と言ってるんですよ?

しかもティムの方も、ちゃんとミュウツーを倒す手筈を整えてるんですよ?

これは完全に『絆』がなせる技なんです…私はオタクだからわかるんです。

 

この『絆』はティムとピカチュウが築き上げたものなんです。

 

………そんでまあ、ピカチュウは実はハリーだったわけですけども。

 

ティムとピカチュウが『親子』ではなく、『個』として築き上げた『絆』があったからこそ、ティムはハリーに「一緒に暮らしたい」と言えたんじゃないかな。(もう記憶が朧げなんだけど、ティムから言い出したってことであってる?)

ティムからしてみれば、亡くなったと思っていた父親が実は生きてたんだから、 そりゃ一緒に暮らしたいだろうけど。

でも『親子』としての絆だけではなく、『個』としての対等な絆もそこにあったから、ティムは自分の願いを口にできたんだと思います。

 

 

ぶっちゃけ『親子』について考えるほどではないけど普通に面白かったしピカチュウがかわいい

ここまで延々と「この映画は親子について考えさせる映画だ」と喚いてきたけど、正直なところ「普通に面白い」「ピカチュウがかわいいから見て」としか言えない映画です。

しかも吹き替え版では、ピカチュウの声優が西島秀俊さんなんだけどやべぇよ。

 

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エンディングが流れた瞬間、ちょっとどころかボロボロ泣いたアラサーからでした。

*1:吹き替え版で息子の声をあてているのは、アニメ『ポケットモンスター』に出てくるコジロウを演じている三木眞一郎さん。通称『みきしん』。