筋トレしながら見るジョジョは楽しいなァ…
オタクの膝野まえ(@hizano_mae)です。
ジョジョの奇妙な冒険第4部に出てくる、岸辺露伴の話をしていいですか?
露伴ってあんなに俺様なキャラクターをしているのにですよ?
一人称が『おれ』じゃなくて『ぼく』なの、ギャップがやばくないですか?
それでなぜ露伴が『ぼく』と呼ぶのかを考えてみたんですけど、それは彼が16歳で漫画家デビューしたからだと思うんですよね。
元々『ぼく』呼びだった可能性なんて考慮してない。
俺様な性格なのに一人称が『ぼく』なのはなぜか?
岸辺露伴の性格って、だいぶ俺様じゃないですか。
たとえばそうですね………初めて露伴が、幽霊が出る小道を見つけたときのことを思い出してみましょう。
露伴は康一くんに「一緒にあの小道に行ってみよう!」と誘ったものの、康一くんに断られてしまいます。
けれど断られた露伴は「ふ~~~ん。ぼくが頼んでるのにたった数メートル歩くだけのことを君は拒否するんだね」と言い放つんですよ。断られてるのに。
(しかもアニメ版だとメチャメチャ嫌味っぽく言ってる)
かなり俺様ですよね。
っちゅーか露伴って、基本的に何するにしても「""この""岸辺露伴が言ってるんだぞ」みたいな勢いじゃないですか。
一人称(?)が「この○○(自分の名前)」の人は、大体俺様です。DIOも「このDIOがァ」って言うし。
でも露伴の一人称は『ぼく』なんですよ。
何このギャップ?
こんなところでギャップ狙えます普通?
だから私は、岸辺露伴の一人称が『ぼく』である理由を、必死に考えたんです。
………そして気付いてしまいました。
岸辺露伴の一人称が『ぼく』なのは、彼が16歳で社会人になってしまったからなんです。
妄想だってわかってるよ…
男性は社会人になると一人称が変化する
まずは一般論の話をしますね。
学生の頃は一人称が『おれ』だった男の子は、会社勤め(社会人という言い方でもいい?)になると一人称が変わることが多いです。
ほとんどの男性が一人称を変えることでしょう。
そんで一人称が何に変わるかっていうと、それは『わたし』『自分』『ぼく』です。
第3部で改造学ランを着てた空条承太郎ですら、大人になったら『わたし』呼びになってるんですよ?
ということは、4部が始まった時点で既に社会人である露伴が『わたし』『自分』『ぼく』のいずれかの一人称を用いることは、ごくごく自然なことですよね。
しかも露伴は16歳で漫画家デビューしてるわけじゃないですか。
4部の露伴は20歳です。社会人5年目。
…たとえ16歳より幼かった頃の露伴の一人称が『おれ』だとしても、『わたし』『自分』『ぼく』に変わるには十分な時間があります。
16歳が社会で使いそうな一人称は『ぼく』
そもそも16歳のときの露伴は、出版社の人と会うことになって、どんな一人称を使ったんでしょうか?
1人の漫画家として、1人の社会人として、自然な一人称は何でしょう?
………16歳の男の子が、社会人として使いそうな一人称って『ぼく』だと思うんですよね。
ジャ二○ズの若い子たちだって、テレビのインタビューに答えるときは「ぼくは~」って言ってるし。
(ジャ二夕レの子たち、同じグループの人しかいないときは一人称が『おれ』なのに、アナウンサーにインタビューされるときは『ぼく』なのはヤバイ。永遠にそのままでいてほしい)
だから16歳で漫画家デビューした岸辺露伴も、出版社の人相手に『ぼく』という一人称を使ってたんじゃないかと考えられるのですよ。
仕事での一人称がプライベートにも影響を及ぼした
この記事を読んでいるそこのあなた。
「いやいや、出版社相手には『ぼく』でも、プライベートでは『おれ』だったかもしれんやん~w」と思うかもしれませんね。
誰だってそー思う。おれもそー思う。
…ではここで、16歳だった岸辺露伴が出版社相手に『ぼく』という一人称を使っていた、と仮定しましょう。
漫画を描くことに人生を賭けてる露伴であれば、16歳の頃はきっと「自分の漫画がいかに読まれるか」に苦心したに違いありません。
出版社の人と、何度も何度も打ち合わせをしたことでしょう。
学校の同級生よりも、出版社の人と顔を合わせた回数の方が多いでしょう。
仮に16歳の岸辺露伴が、学校では自分のことを『おれ』と言っていたとしてもですよ?
出版社で自分のことを『ぼく』と言っていた回数の方が多いだろうことは、想像に難くありません。
こうして出版社の人と接していくうちに、露伴の一人称は自然と『ぼく』になっていったのです。
そう、プライベートでも違和感なく『ぼく』と言ってしまうほどに………
まとめ:岸辺露伴が『ぼく』呼びなのは16歳で漫画家として社会人になったから
16歳で漫画家デビューしたゆえに、16歳で社会人として振る舞わなければならなかった。
ゆえに露伴の一人称は『ぼく』である。
はい、とても納得がいきますね。
…あの、その、言われなくてもわかってます。
これが全部私の妄想であることは…
幼少期から『ぼく』だったかもしれないしなァ…
露伴先生が初登場する回で、自分のことを『わたし』と呼んでるのもそれはそれで有りだと拝んでしまったアラサーからでした。