刀剣乱舞のオタク、長谷部が好きなやつの半分はまあなんかアレやろ??偏見やけど。
アレなオタク、膝野まえ(@hizano_mae)です。
生まれて初めて九州に上陸し、日本刀を見てきました。
日本号と、国宝のへし切長谷部です。
福岡市博物館
福岡市博物館で【1月5日(土)~2月3日(日)】まで、圧切長谷部が展示される。
というわけで行ってきた。
西新駅から歩いて15分くらいで、福岡市博物館に到着。
ちなみに開館時間は【9時30分~17時30分】。
入館は【17時00分】まで。
休館日は月曜日だけど、月曜日が祝日の場合は翌日が休館日になるから気を付けてね。
それにしても、博物館がめちゃめちゃ大きくてビックリした。
あんなに大きな博物館そんなになくない?庭も広すぎ。金持ちか???
なのに観覧料はおとな200円(しかも障害者は無料)。
そんなに安くて良いんですか!?
あと、福岡市博物館は刀剣の展示のみならず、日本最小の国宝『金印』が展示されていたり、コナンとのコラボイベントなども開催されていました。
大きな博物館なだけあって、手広いですね…
展示されていた刀剣
福岡で繁栄した黒田家が所有していた日本刀や拵が展示されていました。
槍も何本か展示されていて、大きい槍は本当に大きくて3m越えだったかな?
いや3m越えとか誰が使えるん!?笑
ここから先はゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』にも出てくる刀剣について、感想をば。
日本号
大きい!長い!
穂(要するに刃の部分)の長さが30.3cmあると『大身槍(おおみやり)』に分類される。
日本号は穂の長さが70cm越えしてた。そりゃ大きいよ…
この日本号も、天下三名槍の一つ。
一言で槍といってもみんなそれぞれ姿が違うのだと思い知らされた。
本当に本当に大きな槍で、隣に並んでいたへし切長谷部が小さく見えた。
長谷部だって決して小さいわけではないのに笑
穂にはとても猛々しい表情をした倶利伽羅龍が彫られていて、とても勇ましい意匠。
しかし持ち手のところには、鮮やかな螺鈿(らでん)細工が施されていて、ギャップがあった。
螺鈿細工はまるで教会のステンドグラスみたいで、見る角度によって反射する色が変わった、美しい槍だった。
日本号は、通年ずっと福岡市博物館で展示されている。
というのも、もしも動かすとその衝撃で螺鈿細工が剥がれてしまう恐れがあるからだそうだ。
なので、遠い場所に貸し出すのがとても難しいとのこと。
博物館内でも、あまり移動されないと聞いた。とても繊細な槍だ。
遥か昔には実戦にも使われていて、実戦でつけられた傷もあるくらいだから、それでも今もこうして現存してくれてるのは奇跡だなぁ。
へし切長谷部
かつて織田信長が所有していた、国宝のへし切長谷部。(圧切長谷部とも書く。こっちの方が正式?)
へし切長谷部は、京都国立博物館で見た以来だ。3ヶ月ぶりかな。
京都のときは、同じく国宝の三日月宗近と一緒に『展示の顔』としての役割を担って、大活躍だったね。
京都のときとは照明も異なるし、隣にめちゃめちゃ大きい日本号も並んでいるわで、まただいぶ印象が違った。
以前見たときは『星空みたいな刃文』と思ったけど、今回は『静かに燃え盛るような火』みたいだった。
今回は照明がオレンジだったので、火に見えたんだろうなぁ笑
皆焼(ひたつら)の刃文は色んな表情があるのね。
一方で、京都のときと変わらなかったのは『静かな雰囲気』。
静けさを身に纏っていてカッコよかったよー。
あんなに静かなのに、刃文はキラキラというかギラギラしていて、刀だったなぁ。
福博さんが、刃文が見やすいように目印のシールをつけてくださっていたから、それを頼りに何度も刃文を見た。
茎に近いところの刃文が好きだ。
少し遠めから刃文を見ても、やっぱりカッコよかったなぁ。
また見に行くね
長谷部と日本号が展示されている部屋から出たくなくて、ずーっと2振りのことを見てた。
日本号の螺鈿細工をずっと見つめて、へし切長谷部の美しい皆焼も何度も何度も目に焼き付けた。
それでも帰るのが寂しくてちょっと泣きそうになった。
1時間半くらい、刀剣の展示を見てた。
へし切長谷部と日本号がいる展示室の受付には、『刀剣乱舞のへし切長谷部』のぬいぐるみが置いてあった。
「長谷部が愛されてる!」と喜んだし、スタッフさんも刀のことを好きでいてくれてるのかなぁなんて、嬉しくなった。
刀剣乱舞を知って、刀を見に行くようになった人は多くいて、例にもれず私もそうではあるのだけど、そんな人たちのことも受け入れてくれるの、スゴく嬉しいなぁ。
この約半年で、色んな展覧会に足を運んだけど、特に刀剣乱舞とコラボしてるところは、めちゃめちゃ受け入れてくれるんよね。
到道博物館に行ったとき、「刀についてメモをとっても良いですか?」と尋ねたら「ぜひ!」って、とっても素敵な笑顔でお返事いただけたの、今でも覚えてる。
なんかとんでもないものを好きになってしまったなぁ。好きになって良かったなぁ。
色んな戦乱や、所有者の止むを得ない事情で、所在が不明になった刀も多くいる。
それなのにこの時代まで、ずっと刀を大事にしてくださって、本当に有難うございます。
キレイだったなぁ、また見に行きたいなぁ。
また、見に行くね。