膝のまえのホニャララ

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舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜~大倶利伽羅について考えてみた~

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜~大倶利伽羅について考えてみた~

初めて義伝を見たときは泣かなかったんだけど、二回目を見たら泣いてしまった…。

涙もろいことに定評がある、膝野まえです。

 

大倶利伽羅くんに焦点を当てて義伝を鑑賞したら、大倶利伽羅くんが持っている伊達政宗への思いがひたすらに健気で、なにより愛が大きくて泣いた…。

 

そんなわけで大倶利伽羅くんがどれだけ伊達政宗のことを大事に思っているかを考えてみました。

ネタバレ注意

伊達政宗に刀として使ってもらえなかったことが心残り

伊達政宗と共に戦場に出た経験がない

大倶利伽羅は伊達政宗が所持していた刀とされているけど、伊達政宗に使ってもらった経験がなさそうなのよね。ぶっちゃけここらへんはゲームのネタバレを踏めば一発で分かることではあるけど…。

真面目に書くと、大倶利伽羅は1620年に徳川将軍家から伊達家に伝来したとされている。

ゆーてみれば、関ケ原の戦いも戦国の世も終わっている頃に、伊達家にきたわけだ。

ようやく訪れた泰平の世で、伊達政宗は刀の大倶利伽羅を使って戦っていたかというと、きっと戦ってない。

なので刀剣男士である大倶利伽羅くんも、伊達政宗に使ってもらったことがないのはほぼ確実なのだ。色々気になる人はネタバレを踏んでほしい…。

 

んで、大倶利伽羅くんは伊達政宗に刀として使ってもらえなかったのが、心残りだと思うんだよね。

 

大倶利伽羅くんは刀の頃、物としてはとても愛されていただろう。

もしも物としても愛されていなかったら、そもそも伊達政宗に愛着など湧かないだろうから。

物として大事に扱われて、愛されていたからこそ、刀として使ってもらえなかったことが大層心残りなんじゃないかな。

 

刀として使われたことがなくても、前の主のことは好きになる

刀として使われたことがない刀剣男士でいうと、むっちゃんがそうなんだけど、むっちゃんは坂本龍馬のこと大好きやん。俺は活撃を覚えているぞ!

むっちゃんは刀として使われたことがないが、それでも前の主である坂本龍馬のことが好きなんだよ?

なぜ好きなのかといえば『物として大事にされていた』からだって自慢の刀だって、活撃…。

 

また他の刀剣男士でいえば、虚伝の不動くんも「自分を愛してくれた人を愛して何が悪い」と言っていた。(不動くんって織田信長に使われたの?誰か教えて)

あやうく歴史改変の手助けをしそうになってしまうほど、不動くんは織田信長や森蘭丸を愛していた。

『自分を愛してくれた主を愛してしまう』のって、刀剣男士たちにとっては凄く当たり前で、それが彼らのアイデンティティをも形成している。

 

長谷部だって、黒田長政様のこと大好きじゃん。黒田家の家宝だから、刀として使ってもらった経験はないと考えられるのに。

なぜ長谷部が長政様のことをあんなにも好きかというと、物として愛されたからだ。

そのくらい『物として愛されること』は、刀剣男士に大きな影響を与えている。

 

『物』として愛されたからこそ、刀としても使われたかった

彼らは『物』として生まれてきたのだから、『物』として愛されることは大事。

しかしそれに加えて『刀』として生まれてきたのだから、『刀』として使われることも大事。

 

伊達政宗から『物』として十分に愛されていたからこそ、『刀』としても使われたかったのが凄くよく分かる。

義伝の終盤においても、黒甲冑と対峙しているときに大倶利伽羅くんは「伊達政宗の道具で十分だった。伊達政宗の戦いに必要としてくれるのなら…」とこぼす。

これって、伊達政宗に『物』として愛されていたけれど、むしろ愛され過ぎて、『刀』として使ってもらえなかったのが寂しかったから、そんなことを言ったんじゃないかな。

 

伊達政宗に『物』として目一杯愛してもらった。

だけど泰平の世に伊達家に伝来した大倶利伽羅くんは、伊達政宗に『刀』として使ってもらえなかった。

それがとても心残りになってる。

なんかもうしんどくない?これが大倶利伽羅くんの真髄よ……

 

 

前の主である伊達政宗と向き合えない弱さ

伊達政宗に会っても会話ができない

大倶利伽羅くんって伊達政宗に会っても、面と向かってお喋りできない系男士じゃないですか。もうしんどいよね…。

遠足の途中でたまたま伊達政宗に会ってしまって、伊達政宗に声までかけてもらったのに、無言で伊達政宗から離れる大倶利伽羅くん。

もともと大倶利伽羅くんの言葉数が少ないということを差し引いても、何か一言くらいこぼしてもいいと思うんだ。

関ヶ原の戦いに、本来いるはずのない伊達政宗が現れたときに「来たか」と呟いたくらい、伊達政宗に対して関心が強い彼なんだから。

 

というか伊達政宗が言う言葉もやばいよね。大倶利伽羅くんの目を見て「俺の若い頃に似ている」って…どんな殺し文句だよ…。

伊達政宗に刀として使われたかった大倶利伽羅くんが、伊達政宗本人から「俺の若い頃=刀を振るっていた頃」に似ていると言われるって…どえらいこっちゃ…確かに無言で離れるわ…

 

前の主に向き合える歌仙くんと、向き合えない大倶利伽羅くん

大倶利伽羅くんは前の主に向き合えないのだな…と感じるのは、歌仙くんと共に拘束されて、忠興と会うシーン。

ここで歌仙くんは忠興と軽い言い合いになって激昂するものの、きちんと面と向かって忠興に「貴殿はそんな人じゃない。貴殿は風流を愛する人だ」と説く。

 

いやここさ~、何がしんどいかって、大倶利伽羅くんが俯くんだよ。

 

そりゃ俯くよ。歌仙くんは前の主(しかも自分の逸話を生み出した人物)に面と向かって「あなたはそんな人じゃない、こんな人だ」とハッキリ言えるんだから。

もしも大倶利伽羅くんが歌仙くんの立場だったら、こんなこと言えないと思うんですよ。

というのも、黒甲冑にトドメを刺せるか刺せないかの瀬戸際、結局大倶利伽羅くんは黒甲冑を逃がしてしまったわけじゃないですか。


なんでかというと『伊達政宗の天下人になりたい』という夢を叶えたいから。


しかし伊達政宗のその夢が叶うとしたらば、それは歴史改変に繋がる。

 

それは刀剣男士として、一番やっちゃいけないこと。


普段は「任務をするだけだ」と呟く大倶利伽羅くんが、一時的ではあったけど、刀剣男士として絶対にやってはいけない『歴史改変』に手を出しかねない状況になったわけですよ。

黒甲冑相手でもこうなら、伊達政宗本人から直接「天下人になりたい」と言われた場合、絶対に手助けしちゃうって…拒否するのが伊達政宗のためとはいえど、絶対拒否できないよ…。

 

刀剣男士としての使命を果たせない恐れもある

伊達政宗の夢を叶えたいのは、伊達政宗のことが好きだからに他ならない。もしも大倶利伽羅くんが伊達政宗に協力を乞われたら、きっと拒否できない。

任務よりも本来の歴史よりも、伊達政宗のことを優先させてしまう。

歌仙くんみたいに「あなたはそんな人じゃない、こんな人だ」なんて、向き合えないと思うんすよ…。

伊達政宗のことが好きすぎて、彼の夢が叶うならば、自分の刀剣男士としての使命すら果たせなくなり得るんだから…。

大倶利伽羅くんしんどい…。

 

 

刀を落としてしまった伊達政宗に寄ろうとしてしまうほどの愛

一歩を踏み出してしまった大倶利伽羅くん

物語の本当に本当の終盤で、老いた伊達政宗と細川忠興が刀で対峙しようとするシーン。

伊達家に縁のある刀4振りと、細川家に縁のある刀2振りで、その様子を陰ながら見守っている。

老いて力が弱ってしまった伊達政宗が、手に取った刀を落としてしまったとき、大倶利伽羅くんは一歩踏み出して、伊達政宗に寄ろうとしてしまった。

 

それは燭台切が静止してくれたわけだけど、このシーンで伊達政宗に寄ろうとした刀剣男士は他にいないんだよね。

 

伊達政宗が所持していた刀が大倶利伽羅と燭台切光忠だけ、というのはあるんだろうけど、歴史改変に手を出してはいけないのに、つい手を差し伸べようと、一歩を踏み出してしまった。

 

愚直に伊達政宗を愛していただけ

あのとき、大倶利伽羅くんはどんな気持ちで一歩を踏み出してしまったんだろう?

だって仮に伊達政宗と細川忠興の目の前に、いきなり大倶利伽羅くんがバーン!と現れても「曲者ー!」で終わりですよ?

 

常日頃は「任務だからな」「馴れ合うつもりはない」と、仲間たちとはドライな関係性を築いている大倶利伽羅くん。

 

だけどそんなことは、愛した人の前ではそんなの関係なくて。

 

伊達政宗が手から刀を落としてしまったとき、理屈なんて抜きで、ただ感情だけで大倶利伽羅くんは動いた。

大倶利伽羅くんは伊達政宗のことが大好きだから。

 

かつて虚伝で不動くんが「自分を愛してくれた人を愛して何が悪い」と言っていたけど、大倶利伽羅くんも同じだったと思う。

 

自分を愛してくれた伊達政宗を、ただ愛していただけなんだ。

 

 

まとめ:大倶利伽羅くんがしんどい

自分を愛してくれたからこそ、刀として使われたかった思いが尚更に強い。

 

いやもう、大倶利伽羅くんは沼じゃないですか?

「馴れ合うつもりはない」「群れるつもりはない」「俺は一人で戦う」なんて言ってる子が、一人の人間にめちゃめちゃ心を揺り動かされてるってヤバくない?

はぁ~~~大倶利伽羅くんしんどい。好き。。

 

義伝、大倶利伽羅くんに焦点を当てて鑑賞したらマジで涙出てきてヤバかった回でした。

それでは、バイビー。