あの悲しい物語、舞台刀剣乱舞「悲伝」の大千秋楽から1ヶ月経過したのに、未だに大千秋楽で受けた傷が塞がりません。膝野まえです。
しかもゲームの鍛刀キャンペーンまで悲しくてですね、小烏丸チャレンジも日本号チャレンジも小竜くんチャレンジも不発で終わりました。(巴ちゃんは前からいる)
ところで以前、心が折れつつもジョ伝第一幕の泣けるシーンを紹介しましたが、ようやく心が復活したので、第二幕の泣けるシーンを書きました。
みんなもジョ伝で泣こう?
ちなみにこの記事は、一度ジョ伝を通して見てる方向けです。
なので未見の方はご注意ください。超ネタバレしてます。
第二幕で泣けるシーン6選
約束が果たせたと長政様に伝える長谷部
過去の小夜左文字、骨喰藤四郎、へし切長谷部が地下牢に閉じ込められてしまった。
その三振りを助けに行くのは、黒田長政と母里太兵衛。
長谷部は長政様の前に跪いて「生きてまた会おう」と交わした約束が果たせて嬉しいと伝える。
ところが長政様には身に覚えのない約束。
でも訝しがるわけではなく「その約束は、私がこれから交わす約束なのだな」と瞬時に理解する。賢すぎでは?
この約束って、永遠に続く約束なんだよね。
過去の長谷部に約束を取り付けるのは長政様。
しかし、なぜ長政様が約束を交わしたかといえば、未来の長谷部がいるからこそ。
「生きてまた会おう」という約束が『未来の長谷部→長政様→過去の長谷部(のちに未来の長谷部)』と続いていくわけやん?
ずっと終わらないのに、ずっと果たされ続ける約束。
長政様と長谷部の絆は永遠に切れない。泣ける。
遡行軍におされている山姥切国広を助けにきた小夜左文字
時間遡行軍に追い詰められ、形勢不利になった山姥切国広。
そんな彼のもとに現れたのが、極修行から帰ってきた小夜左文字。
光る短刀を携えて、まんばちゃんの前に現れた小夜ちゃんの背中は、とても頼もしかった。
ゆっくりと小夜ちゃんは「間に合って良かった」と、まんばちゃんの方を振り向く。
そこでまんばちゃんが「お帰り、小夜」と答える。
ここで「お帰り」と言わせるのはヤバないですか?
『お帰り』と言えば、第一幕で骨喰藤四郎が「本丸に帰ろう」と言うシーンがある。
そのときの『帰る場所』はまだ『本丸に帰る』という意味でしかなかった。
だが長い月日を経て、みんなの『帰る場所』が『仲間のところ』になったんだ。
序伝ではバラバラだったみんなが、今では仲間になったことが伝わる。泣ける。
お守りを忍ばせた山伏国広を見送る骨喰藤四郎
第一幕でも、骨喰藤四郎が山伏国広を抱き締めるシーンがある。
そのときは骨喰の行動に、どんな意味があるかはわからなかった。
けど第二幕では、山伏を抱き締めたときにお守りを忍ばせていたことが判明する。
山伏はまさかお守りを持たされたとは露知らず、骨喰と少し会話をして、山姥切国広を追いかけていくんだけどもね。
このときに骨喰が「三日月。あなたにもらったお守りが役に立ちそうだ」と山伏を見送るんだけど、もう泣くやろこんなん。
顕現したばかりの三日月が、なぜ骨喰にお守りを渡したのかとか考えると、もうつらいよな…
特に悲伝を履修したあとだとな…悲しいな…
弥助との戦いに向かう山姥切の背中を押す山伏国広
かつては「自分に近侍が務まるのか」と苦悩し続けていた山姥切国広。
以前出陣した小田原で、山伏国広は山姥切に「兄弟の背中は拙僧が守る」と励ました。
その言葉のとおり、山伏は山姥切のことを支え続けた。
自らが折れてることになろうとも。
そして再び出陣した小田原で、山伏は山姥切の成長を感じた。
敵に囲まれている中でも、山伏は「もう山姥切の背中を守る必要はない」と微笑み、その背中を押した。
いや~~背中を押すの本当にかっこよくない?
山伏は、山姥切が近侍として成長するのを、ずっと見守り続けていたわけだよね。
そして「山姥切はもう大丈夫」だと思ったから、背中を押してくれたんだよね。
本当に良い兄弟やんな。泣ける。
へし切長谷部、日本号、博多藤四郎の真剣必殺
最強にカッコいい『チャチャチャ』としても知られる、真剣必殺。
長谷部、日本号、博多くんそれぞれの真剣必殺はもちろんカッコいい。
その中でも、長谷部の真剣必殺のシーンがやばい。
長谷部が後ろを振り向いた瞬間、その背中を守るように日本号と博多くんが現れる。
敵に囲まれているんだけど、ここで長谷部と日本号が交わす会話が心にくる。
これまでの長谷部の行動から、長谷部が持つ『黒田家への想い』を知った日本号。
今まで長谷部は「黒田家のことを忘れた」と言っていたけど、本当はずっと覚えていた。
その想いを知った日本号が「忘れられるわけないよなぁ!」と叫ぶシーンは涙が出た。
今まで日本号は「忘れたんじゃなかったのか?」と長谷部に問い続けてきて、そのたびに濁されたりしてきたわけじゃん?
日本号は黒田家のことを大事に想ってるから、黒田家のことを蔑ろにされるのは好きじゃないわけじゃん?
だから日本号は、黒田家の話をしない長谷部を「折りたくなる」と言い続けた。
それがやっぱり「忘れられるわけないくらい」黒田家が大事にされてるとわかって、嬉しかったやろな。
忘れられるわけがないくらい、大切な黒田家のために戦う三振りが、とてもカッコいい。
写しであることを受け入れた山姥切国広
弥助との最終決戦で『自分は自分』ということを認められるようになった山姥切。
同じ写しであるソハヤくんや、山伏に背中を押してもらったことで『自分は自分』と思えるようになった山姥切。
とはいえ山姥切は「これからも写しであることに捉われ続けるだろう」と言っていたから、写しであることは、切っても切れないアイデンティティーなのは間違いない。
ただそれに捉われても「写しであろうが自分は自分」と言えるようになったのは、本当に大きな成長だ。
第一幕ではあんなに「俺が写しだから」と口にしていたまんばちゃんが、「俺は俺だ」と思えるようになったんだよ?
よく頑張ってきたねまんばちゃん。泣ける。泣いた。
ジョ伝は涙なしでは語れない
ジョ伝は泣けるわ。
舞台刀剣乱舞(刀ステ)はどれも泣けるんだけど、ジョ伝は第一幕と第二幕で登場人物たちの成長がよくわかる。
また、長谷部が抱える黒田家への想いも切に伝わってくる。
成長や愛が顕著に見えるから、ジョ伝は尚更に泣けるんだと思う。
ありが刀ステ。泣いた。
それでは、バイビー。