仙台にやってきました。なぜ仙台に来たかって?
刀剣乱舞のオタクなら分かるのではないでしょうか…
そう、乱藤四郎の真作と贋作……そして大倶利伽羅を見に来たんだ!
この夏にぜひ行きたいと思っていたので、行けて良かったです。
※撮影禁止だったので、うろ覚えで書いてるところもあります。
東北医科薬科大学小松島キャンパスまでの道のり
JR仙台駅からJR仙山線に乗り換え、1駅先の東照宮駅から10分ほど歩けば、小松島キャンパスに着きます。
実は途中にあった交差点で「右と左どっちだ?」と道に迷ったのですが、私以外にも何人か女の子が歩いていたので、その群れについていったら無事に東北医科薬科大学に着きました。
ちなみにその交差点は、左側の道を選ぶのが正解でした!というかグーグルマップを使え。
途中のファミマでご飯を買おう
展示会場に着いてすぐに入場!…というわけには、いかないかもしれません。
恐らく、入場券を買ってもほとんどの人が待機になると思います。
なにせ人気やからな…来場客も多いんや…
なのでキャンパスの近くにあるファミマで、予めご飯を買っておくと良いです。
待機場所でご飯を食べて(後述しますが待機場所は飲食可能でした)順番が来るのを待ちましょう笑
東北医科薬科大学に到着!受付から入場まで
さあ行かんとキャンパス内に入ると、すぐに案内の方が立っていて、建物までのルートを教えてくださいました。
建物に入り、左に曲がって階段を上ると、そこに受付があるので入場料を払います。
入場料は小学生以下は無料で、他は一律1,500円でした。障害者割引などもないとのこと。
そないな感じで、入場料1,500円を払いまして入場券と整理券をゲット!
他の展示会のパンフレットなどもいただきました!
パンフレットには『山形で信濃くんが展示される』という内容が書かれていましたね。(その後、無事に山形に行ってきました)
入場規制があるため食堂で待機
入場規制がされており、自分の番号が呼ばれるまでは、受付のすぐ側にある食堂で待機。
夏期休暇のため食堂で食事を買うことは出来ませんでしたが、食堂にて飲食は可能とのこと。
先述のとおり、キャンパスの近くにファミマがあるので、そこでご飯を買って入場を待つのも有りです。
私が行ったときは、100番くらい順番を待たないといけなくて、それで1時間弱くらい待機してたかな~多分。
ついに入場!目で観る刀の教科書展
まさに教科書!丁寧な解説つき
自分の番号が呼ばれて展示会場へ行くと、展示用のコースが設置されており、そのコースに従って刀剣を見ることに。
どの刀剣についても、分かりやすくて丁寧な解説がありました。
さすが今回の展示、『刀剣の教科書』と銘打っているだけあります…
堅苦しい言葉はあまりなく、今どきの言葉に置き換えられて分かりやすく説明されてました。
たとえば『号』の説明も『その日本刀のニックネームのことです』って感じで書かれていて、初めて刀剣の展示に来た方でも楽しめるんじゃないかな~。
あと解説、ところどころでオチャメなんですよね。
うろ覚えですけど『この刃文はキャベツっぽい笑』みたいなことが書かれてたりしましたw
織田信長が気に入っていた!?『不動国行』
刀剣乱舞を好きな方なら「不動…国行…くにゆき!?」と首を傾げるかもしれません。
不動国行という脇差(だったはず)がありました。
この不動国行も、酔った織田信長が膝を叩いて歌う、あの「不動行光つくも髪。人には五郎左御座候」に出てくる刀という説があるそうです。
な、なんやて工藤…じゃなかった不動!
あの歌、完全に不動行光くんの持ち歌(?)かと思ってたので仰天です。
舞台刀剣乱舞虚伝で何度も聴いたあの歌が、まさか他の不動くんである可能性があるとは…
『村正』の偽物
乱藤四郎の真作と贋作を展示するというだけあってか、他の刀剣についても贋作が展示されていました!
そこでインパクトがあったのが村正の贋作。つまりは偽物っすな。
村正の偽物はいくつかあったのですが、一振りだけやたら茎の部分がいきなりガクッとした角度で削られているのがあって「いやいや、もうちょっと頑張って!」となぜか応援してしまいましたw
せっかくだから図解したった。
解説までもが『こんなに粗い削り方をする刀工がいるはずありません』と断言していて、財団の方々(あの解説は財団なのか?笑)の日本刀への愛を感じてしまいました笑
並べられた真作と贋作の乱藤四郎
展示に至った理由は「日本刀を嫌いになってほしくないから」
短刀の乱藤四郎は、昨年の7月に某オークションで売り出されていたんですよね。
ただしそこで出品されていたのは真作ではなく、贋作だったわけですが…
それを財団が買い取って、このたび並べて本物と偽物を展示したとのこと。
オークションだと300万くらいだったけど、実際の値段は50万くらいになるそうですよ。普通にヤバい案件だな。
なぜ本物と偽物を並べて展示したかと言うと、次の理由があるそうです。
「偽物を偽物として知った上で買うならいい」
「ただ、本物だと思って買ったのに、それが実は偽物だったら、日本刀を嫌いになってしまうかもしれない」
「だから真作と贋作を展示して、多くの人に日本刀のことを勉強してもらいたかった。日本刀を嫌いになってほしくないから」
日本刀について詳しくなれば、偽物の見分けがつくようになって、変に騙されたりすることがなくなるから…ってさぁ…泣かさんといて…泣
真作と贋作の違い
それで真作と贋作の違いですが、まず刀剣の鑑定書である『折り紙』が違いました。
真作の方が古そうな紙ですし、贋作はなんとなく古くみせるための紙っぽかったです。
肝心の刀剣については、真作と贋作では刃文やハバキなどが違いました。見比べるってやっぱり勉強になるんやな。
なにより彫られた銘が違いました。
真作の銘は、綺麗な字を彫られているのですが、贋作の銘はやたらカクカクしていましたね…
例えるなら、石に石で文字を書いたような感じです。この表現で伝わるかしら…笑
けど、今回の展示のように真作と贋作を並べないと、真贋の区別はつかないだろうな~…
初公開となる拵と大倶利伽羅
大倶利伽羅の刀身に隠れた竜を探せ
大倶利伽羅の刀身には倶利伽羅竜が彫られてるから、大倶利伽羅という号がついています。
…んだけど、よく見るともう1匹の竜がいるとのこと!(つまり計2匹の竜がいる)
そんなわけで頑張って探しました。ちょっとしたウォーリーを探せだったw
とはいえ、どこらへんに竜がいるかは写真でおおよその場所が分かるので有り難かったです。
初公開となる拵
今回の展示では、大倶利伽羅の拵は初公開だったとのこと。
(聞きかじりですが、今の持ち主さんになってからの初公開とのこと。それ以前に拵が展示されたのは89年前だそうです。89年前ってスゴいな…)
何やら、拵を探すのも大変だったらしいんですよ…本当に有り難うございます…
それで拵ですが、全体的に黒でまとめられており、下げ緒は山吹色で、落ち着いている色味。
この拵はどうやら「伊達政宗が使っていたのにこんな地味な拵はないんじゃないか?」と言われていたらしく、拵を作ったのは徳川家では?という推察がされているそうです。
そのため、伊達政宗が使っていたわりには地味な拵なんじゃないか、とか。
刀を所有していた人の好みを考慮したうえで、どの刀剣がどの拵なのかを判断するって…もはやちょっとした推理小説では…?!
体験イベント「幸せの2分間~刀に触れる体験~」
ドキッ☆刀剣に触れられるイベントだぉっ♪
※汚れたら大変なのでもちろん手袋越しです。
入場料とは別途で1,000円かかりますが、触れる価値ありです。(この日だけだったのかもしれませんが、2周目以降は500円でした!)
それにしても触れられる刀剣が、軒並み刀剣乱舞に出てくる刀たちで、舌を巻きましたw
歌仙兼定を打った刀工・之定の刀に触れてきました
私は歌仙兼定を打った刀工・之定の刀に触ってきました~えへへ…
羽のように…とまではいかなかったけど、思ったよりも軽かったです…ぐへへ…
触っているときにスタッフの方が色々説明してくださったのですが、なんかもう脳内処理が追い付かなくて記憶があいまいです…有難うございます…
【訂正 2018/08/13】
誤解を招く表現がありましたため、修正いたしました。ご指摘有難うございました。
超勉強になるからまた行きたい
ちょっとばかし体調が悪いなか足を運んだのですが、超楽しかったです。
鑑賞するのに2時間くらいかかってビックリしました。そんなに時間が経ってると思わんかった…!
乱藤四郎の真作と贋作も見れたし、何より大倶利伽羅くんが見れて本当に嬉しかった…
というかもう一度見たいよ…ちゃんともう一度見て勉強したい…時間が足りない…
2018年8月15日(水)までやってるので、見に行ける人は見に行きましょ…!
わいはさすがにもう無理やけど…泣
今回の展示を開いてくださった皆様、本当に有難うございました!!
それでは、バイビー。